YOUIBOT(ユーアイボット)のAMRの特徴と価格を徹底解説
製造現場では、人手不足への対応や作業者の負担軽減を目的として、部品や資材、仕掛品などの工程間搬送をAMR(自律移動ロボット)によって自動化する動きが広がっています。
なかでもYOUIBOT(ユーアイボット)は、製造工場や倉庫、クリーンルームなどの搬送自動化に対応するAMRメーカーです。150kgクラスのコンパクトな搬送から、最大1,500kgの重量物搬送まで対応する豊富なラインアップに加え、トップモジュールや生産設備との連携にも対応しています。

レーザーSLAMによる自律走行を基本とし、機種によってはQRコードを組み合わせることで、より高精度な位置決めも可能です。既存工場の工程間搬送を自動化するだけでなく、設備との受け渡しや複数台のAMRを組み合わせた工場内物流の自動化まで検討できます。
本記事では、YOUIBOTのAMRの特徴や価格の考え方、主要ラインアップについて紹介します。
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YOUIBOTが提供するAMRの各製品の特徴やスペックを一目で比較できる資料です。
【掲載されている主な情報】
・YOUIBOTについて
・YOUIBOTの特徴
・応用事例
・製品ラインアップ
・仕様

YOUIBOTとは
YOUIBOTは、製造業を中心とした工場内物流や工程自動化向けの自律移動ロボットを展開するロボットメーカーです。
AMR単体で荷物を運ぶだけでなく、ローラーコンベアやラックなどを搭載するプラットフォーム型、棚や台車の下に潜り込んで持ち上げるリフト型、ロボットアームを搭載して搬送とハンドリングを組み合わせるモバイルマニピュレーターなど、用途に合わせた製品群を展開しています。
そのため、「人が台車で運んでいる工程をAMRへ置き換える」といった比較的シンプルな搬送自動化から、生産設備との受け渡しや複数台のAMRを統合した工場内物流まで、段階的に自動化を進めやすいことが特徴です。
YOUIBOTのAMRの特徴
搬送方法に合わせて上部機構を組み合わせられる
YOUIBOTの特徴の一つが、AMR本体だけで完結するのではなく、搬送物や工程に応じてさまざまな上部機構を組み合わせられることです。
例えばB300では、ローラーやベルト搬送、ラックなどのトップモジュールを搭載できます。I/O、Ethernet、WLAN、電源などのインターフェースも用意されており、生産設備やMES、WMSなどとのシステム連携を検討できます。
単純にA地点からB地点まで荷物を運ぶだけでなく、
- コンベアからAMRへ自動で荷物を受け渡す
- 製造設備へ部品を供給する
- 完成品を次工程へ自動搬送する
- 生産システムから搬送指示を出す
といった工程全体の自動化へ発展させやすい点が特徴です。

磁気テープ不要でレイアウト変更にも柔軟に対応
AspinaAMRは、周囲の環境を認識して自己位置を推定しながら走行する自律移動型のロボットです。
従来型AGVのように床面へ磁気テープなどを施工する必要がなく、自動で経路を探索して人や障害物を回避しながら走行します。生産ライン変更などに伴って搬送ルートを変更する場合も、床面工事を行わずに対応しやすくなります。
多品種少量生産やレイアウト変更が発生しやすい製造現場ほど、こうした柔軟性を活かしやすいでしょう。
150kgから1,500kgまで幅広い搬送重量に対応
製造現場では、小型部品だけでなく、部品をまとめて載せた台車やラック、材料、治具など、重量のあるものを搬送するケースも少なくありません。
YOUIBOTでは、搬送重量150kgの小型・軽量物向けモデルから、最大1,500kgの重量物搬送に対応するモデルまで、幅広いラインアップを展開しています。
特に最大1,500kgに対応するモデルは、これまでフォークリフトや人による台車搬送に頼っていた重量物の搬送自動化を検討する際の選択肢となります。
搬送物の重量や受け渡し方法に応じて複数の機種から選べるため、一つの工場内で異なる搬送工程をYOUIBOTシリーズで統一するといった構成も検討できます。

SLAMとQRコードを組み合わせた高精度な位置決め
AMRでは、単に目的地まで移動できるだけでなく、搬送先で正確に停止できることも重要です。
YOUIBOTのL300-smartやL1000では、レーザーSLAMによる位置決め精度は±10mmで、レーザーSLAMとQRコードを組み合わせることで±5mmの位置決め精度に対応します。
人が荷物を積み降ろすだけであれば多少の停止位置のずれを吸収できますが、コンベアや生産設備などと自動で荷物を受け渡す場合には、高い停止精度が求められます。
「移動はSLAMで柔軟に行い、正確な停止が必要なポイントではQRコードを利用する」といった使い分けができるため、柔軟な自律走行と設備連携を両立しやすくなっています。
リフト機構によって荷物の受け渡しまで自動化できる
AMRを導入しても、AMRへの積み込みや荷下ろしを人が行っていては、搬送工程全体を完全に省人化することはできません。
YOUIBOTのLシリーズは、本体上部にリフト機構を搭載しています。
L300-smartでは最大300kgの荷物に対応し、60mmのリフトストロークと360°回転機能を備えています。ラックや台車の下へAMRが入り込み、そのまま持ち上げて搬送できるため、荷物の積み替え作業を削減できます。
L1000も同様のリフト方式を採用し、最大1,000kgの荷物に対応しています。重量物を載せたラックやトレーなどを含め、受け取りから搬送までを自動化したい現場に適しています。
YOUIBOTのAMRの価格帯
YOUIBOTのAMRは、基本的に個別見積となります。
実際の導入価格はAMR本体だけで決まるものではなく、機種や可搬重量、上部機構、充電設備、設備連携、複数台管理などによって大きく変わります。
代表的なAMRメーカーを比較すると、次のように整理できます。

特にYOUIBOTは、トップモジュールや生産設備との連携によって搬送工程全体を自動化できることが特徴であるため、本体価格だけではなく、「実際に搬送を自動化できる状態までに必要な総費用」で比較することが重要です。
AMRメーカーを比較する際にも、単純な本体価格だけではなく、右表のような条件まで含めて比較する必要があります。
| 比較項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 可搬重量 | 実際の搬送物を安全に運べるか |
| 上部機構 | ラック、リフト、コンベアなどが必要か |
| 停止精度 | 設備との自動受け渡しに対応できるか |
| 設備連携 | PLCやMES、WMSなどとの連携が必要か |
| 台数 | 1台運用か、複数台で運用するか |
| サポート | 導入設定や保守をどこまで依頼するか |
AMR導入時の注意点
AMRの導入では、本体価格以外にもさまざまな費用が発生する可能性があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 上部機構 | ラック、ローラー、コンベアなど、搬送物に合わせた機構が必要になる場合があります。 |
| 充電設備 | 自動充電を行う場合は充電ステーションなどが必要です。 |
| 設備・PLC連携 | 生産設備と自動で荷物を受け渡す場合、制御設計やシステム構築が必要です。 |
| MES・WMS連携 | 生産・物流システムから搬送指示を出す場合にはシステム連携が必要になります。 |
| フリート管理 | 複数台を運用する場合には、配車や経路を統合管理する仕組みが必要です。 |
| 初期設定・マッピング | 工場内の地図作成や走行ルート、停止位置などを設定します。 |
| 走行テスト | 人やフォークリフトとのすれ違い、障害物回避、搬送動線などを確認します。 |
| 安全対策 | 実際の運用環境に合わせたリスクアセスメントや安全対策が必要です。 |
| 保守・サポート | 導入後のメンテナンスや設定変更などについても確認が必要です。 |
特にYOUIBOTのように上部機構や設備連携の自由度が高いAMRでは、「AMRを購入する」という考え方ではなく、「どこからどこまでの搬送工程を自動化するのか」を先に整理しておくことが重要です。
メーカー別の比較表がダウンロードできます
主要AMRメーカー7社が取り扱うAMRの特徴やスペックが一目で比較できる資料です。
主要メーカー:YOUIBOT、MiR、IPLUS MOBOT、Preferred Robotics、Keigan、シナノケンシ、THK

YOUIBOTのAMRラインアップ
B300|上部機構を自由に組み合わせられる300kgクラスAMR

| 項目 | B300 |
|---|---|
| 最大積載重量 | 300kg |
| 本体サイズ | 780×550×290mm |
| ナビゲーション | Lidar SLAM |
| 停止精度 | ±10mm / ±1° |
| 最狭直線通路幅 | 750mm |
| 連続稼働時間 | 8時間 |
| 充電方式 | 自動充電/手動充電 |
B300は、最大300kgまでの搬送に対応したプラットフォーム型AMRです。
本体サイズは780×550×290mmで、最狭直線通路幅は750mm。レーザーSLAMによって自律走行し、ローラー、ベルト搬送、ラックなど、さまざまなトップモジュールを組み合わせられます。
I/O、Ethernet、WLAN、電源などのインターフェースも備えているため、生産設備や搬送設備との連携を前提としたシステム構築にも適しています。
人が荷物を載せ降ろしする工程間搬送だけでなく、コンベアとの自動受け渡しなどへ発展させたい場合にも選択肢となるAMRです。
L300-smart|300kgまでのラック・台車搬送を自動化

| 項目 | L300-smart |
|---|---|
| 最大積載重量 | 300kg |
| 本体サイズ | 780×550×300mm |
| ナビゲーション | レーザーSLAM/Laser&QRコード Fusion |
| 位置決め精度 | ±10mm/QR併用時±5mm |
| リフトストローク | 60mm |
| 最狭直線通路幅 | 750mm |
| 連続稼働時間 | 8時間以上 |
L300-smartは、最大300kgまでの荷物を搬送できるリフト型AMRです。
本体サイズは780×550×300mmとコンパクトで、最狭直線通路幅は750mm。60mmのリフトストロークを備え、ラックやカートなどの下へ潜り込んで持ち上げ、そのまま搬送できます。
レーザーSLAMでは±10mm、QRコードを組み合わせることで±5mmの位置決めに対応するため、正確な停止が必要な搬送にも適しています。
人が台車を押して行っている工程間搬送や、部品・仕掛品を載せたラックを繰り返し移動させている工程などを省人化したい場合に適したモデルです。
L1000|最大1,000kgの重量物搬送に対応

| 項目 | L1000 |
|---|---|
| 最大積載重量 | 1,000kg |
| 本体サイズ | 1,152×770×300mm |
| ナビゲーション | レーザーSLAM/Laser&QRコード Fusion |
| 位置決め精度 | ±10mm/QR併用時±5mm |
| リフトストローク | 55mm |
| 最狭直線通路幅 | 970mm |
| 連続稼働時間 | 8時間以上 |
L1000は、最大1,000kgまで搬送できる重量物向けのリフト型AMRです。
貨物や棚、トレーなど、作業者だけで運搬することが難しい重量物の工程間搬送に対応します。本体にはリフト機構を備えているため、重量物を載せたラックなどの下へ入り込み、自動で持ち上げて搬送することができます。
レーザーSLAMによる位置決め精度は±10mmで、QRコードを併用した場合には±5mmまで高められます。
これまでフォークリフトや大型台車を使用していた搬送工程を自動化したい場合や、重量物搬送に伴う作業者の身体的負担を軽減したい場合に適したモデルです。
セレンディップ・ロボクロスが取り扱う全ラインナップ
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YOUIBOTが提供するAMRの各製品の特徴やスペックを一目で比較できる資料です。
【掲載されている主な情報】
・YOUIBOTについて
・YOUIBOTの特徴
・応用事例
・製品ラインアップ
・仕様
